内容説明
縁結びのご利益のある『恋文やしろ』。元OLのさくらはその隣で、奉納恋文をしたためるための小さなカフェを開くことになった。そしてそこで、千年間恋文を神様に配達している美しいあやかし―お猫様と出会う。彼と共に人々の恋を見守るうち、二人はゆっくりと恋の縁に手繰り寄せられていき―。
著者等紹介
織部ソマリ[オリベソマリ]
2019年「見習い錬金術師はパンを焼く―のんびり採取と森の工房生活」(アリアンローズ)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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悠
8
好きなワードがいっぱいでとても楽しく読みました。手紙が書きたくなった。(相手がいない(TT))昔、便箋封筒集めていたなぁ…書くことが好きだったって、今も好きなんだけど…お手紙は書かなくなったなあ 相手を想って選ぶ楽しみ、相手を想って綴る手紙…とても素敵なお話でした。ネコさんが恋を知るのがとても良かったです。2024/09/20
輝夜
3
【Cafe恋文屋】を経営する為に、縁ある神社に帰ってきたさくらと、その神社に住むあかやし『お猫様』との優しい恋物語。一緒に過ごすうちにゆっくりと距離が縮んでいく様子が微笑ましい。さくらに対して、保護欲が強かったネコさんが、少しずつ独占欲を見せていくのがまた色々狡いなぁと(笑)異類恋愛の結末も見届けられて良かったです。2021/09/08
hotate_shiho
2
縁結びのご利益のある「恋文やしろ」の隣で、奉納恋文をしたためるためのカフェを開くさくら。そこに神様に恋文を配達するお猫様がいる。ネコさんとさくらのやり取りが凄く良い。面白かったー。2021/04/25
色素薄い系
1
さくらはネコさんにとって最初から特別だったんですよね?ただその気持ちに名前を付けられていなかっただけで。寿命問題の解決が他とは違っていたのが驚きでしたが最後のページの余韻が個人的にとても好みでした。2021/09/24
睦月龍
1
素敵でちょっと切ない、ちょっと怖いストーリーだった。2021/08/30