内容説明
写真でしか知らない戦死した祖父を調べていく中で浮上する幾多の疑問。新型コロナウイルス拡散。海外渡航禁止発令寸前にフィリピン慰霊巡拝出発。現地でのトラブルを乗り越え祖父の眠る戦没地の慰霊。当時の祖父と家族の心情に思いを馳せる。孫の世代からみた戦争を描く。
目次
戦争の記憶を紡ぐ
祖父金田操のフィリピン慰霊巡拝団申込
なぜこの少年が戦死しなければいけないのか
戦場ヶ原公園・忠霊塔
戦没者・戦災殉難者合同追悼式
故郷の神社(豊神社)
祖父の葬儀
勲八等白色桐葉章
戸籍謄本・過去帳・墓石
死亡者生死不明者原簿〔ほか〕
著者等紹介
金田博美[カネダヒロミ]
1957年生まれ。地元で就職。六十歳で定年退職。令和二年二月厚生労働省主催「フィリピン慰霊巡拝団」に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。