68年運動―現代ヨーロッパへの曲り角 独仏伊英米の学生運動の真実

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  • サイズ 46判/ページ数 193p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784434284670
  • NDC分類 377.96
  • Cコード C0022

内容説明

本書は西欧でロングタイムのベストセラーとなった『68年運動』ドイツ版“Die 68er Bewegung”を翻訳したものです。初版は2001年に出版され、現在第6版を数えます。また、英・仏・韓などの言語に翻訳されています。内容は西欧とアメリカにおける1968年学生運動のルーツを掘り起こし、経過から終焉までを客観的な検証を重ねて論述しています。

目次

第1章 旧左翼‐新左翼―運動の知的体質(無関心からの脱出―新左翼インテリの異端者;新しい前衛派―民主主義的社会をめざす学生SDS)
第2章 運動による啓蒙―理論から実践へ(大学での騒動―バークリーとベルリン1964/65年;デモから抵抗へ―抵抗の触媒としてのベトナム戦争 ほか)
第3章 「別の社会」を求める途上で?―様々な運動化の過程(「長征」―戦略や連合;テト攻勢―反抗の同期化 ほか)
第4章 矛盾―運動の瓦解と余波(分裂―組織問題と暴力問題;出発点または「コレクティヴの夢」―責任帰属の問題)

著者等紹介

ギルヒャー・ホルタイ,イングリット[ギルヒャーホルタイ,イングリット] [Gilcher‐Holtey,Ingrid]
1952年ドイツのヴィテンに生まれ、1994年からビーレフェルト大学の歴史学の教授を務め、現在はハイデルベルグ大学の名誉教授。研究の重点は社会運動、とくに『68年運動』だが、ブルデューやマックス・ウエーバーについてもゼミで教えている。彼女のフィールドは国際的で、1999年から1年間パリの政治学研究所IEPで客員教授を務め、その後2001~2006年に毎年数ヶ月パリ・ナンテール校で、また2008年にイギリスのオックスフォード大学セント・アンソニー・カレッジで教鞭をとった

ペピン,ハンス・J.[ペピン,ハンスJ.] [Pepping,Hans‐Joachim]
大阪府立大学教授(総合科学部、高等教育推進機構)。1957年西ドイツ生。1989年Bonn大学卒業。1989年大阪外国語大学ドイツ語講師。1993年大阪府立大学専任講師。2002年大阪大学文学博士(哲学)。2016年~現職教授

大津俊雄[オオツトシオ]
元神戸国際大学教授(経済学部)。1944年生。1967年Stuttgart工科大学キャンパス移転計画に参加。1969年大阪大学工学部建築学科卒業。技術士(都市計画部門)。1995年阪神大震災に被災してNPOを創立し、NGOや市民活動に参加。大阪大学非常勤講師を経て、2007~2020年神戸国際大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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