内容説明
このプロジェクトはM商事が広島重工と組んでサウジアラビアから受注した「紅海側のヤンブーという小さな漁村に原油積み出し基地を建設する国家規模の仕事」だった。中東では長く続いた第四次中東戦争が収まり、それ以降大規模な衝突は収まるように見えたが―。国益のため、大規模パイプライン建設に挑んだ一人の男の物語。
目次
第1部 ホルムズ海峡(プロジェクトの始まり;湾岸危機;フィリピン出張;工事の始まり;前途多難―トラブルの連続 ほか)
第2部 サウジアラビア子会社出向(キャンプ建設;タンカー砲撃事件;キャンプでの生活;サウジアラビアでの日常;イエメン ほか)
エピローグ 四十年後の今
著者等紹介
小川勝[オガワマサル]
1942年8月8日。千葉県船橋市に生まれる。千葉県立千葉高等学校、静岡大学工学部卒業。山九株式会社勤務。現在、Ikaruga ICES SGG会員として法隆寺観光ボランティアを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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