内容説明
ランペルージ王国・東方辺境伯家の跡継ぎ、ディンギル・マクスウェル。彼には女癖の悪さという欠点こそあるが、隣国との戦ではいくつもの手柄を立て、内政にも明るい。「マクスウェルの麒麟児」という異名とともに、その天賦の才を周辺諸国にまで知らしめていた。順風満帆な人生を送るディンギルにある日、一つの転機が訪れる。サリヴァン・ランペルージ王太子がディンギルの婚約者と密通していたのだ。サリヴァンはディンギルに不当な婚約破棄を言い渡し、あろうことか故郷や戦士としての誇りを侮辱する。愚かなサリヴァンに失望したディンギルは、裏切者達から全てを纂奪することを決意。謀略の限りを尽くしてサリヴァンをどん底に追い詰めていく。やがて婚約破棄から始まった騒動は、王国の根幹を揺るがす大事態へと発展し―!?最強クズ君主の成り上がり英雄譚、ここに開幕。
著者等紹介
レオナールD[レオナールD]
2019年6月より、アルファポリスのWebサイトにて「俺もクズだが悪いのはお前らだ!」の連載を開始。瞬く間に読者の支持を集め、2020年3月に改稿を経て出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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