目次
1 ガダマーの伝統的解釈学批判は誤っているのか?
2 歴史的な存在者には過去の理解は不可能なのか?
3 先入見はテクストの意味への接近を閉ざしてしまわないのか?
4 現在の地平しかないのに地平融合とは何を意味するのか?
5 なぜテクストの意味は著者の意図を超えるのか?
6 ガダマーは解釈の相対主義に陥っているのか?
7 了解に共通性は必要なのか?
8 テクストは自ら語るか?
9 ガダマーはヨーロッパ中心主義者か?
著者等紹介
巻田悦郎[マキタエツロウ]
筑波大学大学院哲学・思想研究科修了(文学博士)。フンボルト財団奨励研究員(ハイデルベルク大学)を経て、東京理科大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kokoberu
0
テイラー読みたいので事前準備として。抽象化して考えると難しい。けど、シンプルにホモサピエンスには共通のOSがあり、歴史を超えて今に残ってきたものは、わかるわかる!と伝わってきたものだから理解できるけど、昔の人とは常識が違うから、今の常識と少しずれるし、そのおかけで今の常識がちょっと変化する、って考えると理解しやすい。2023/01/01
miura
0
私たちが過去の状況を理解する必要はなく、過去から現在にテキストが伝承される。忘れられた事は過去であり未知である。っていう話は救いというか希望がある話だなと感じた。 先入観(見)と空気の比喩は面白いと思った。フラットにみることの大切さはよく見聞きするし、確かにと思っていたが、はたして本当か?という疑問が湧いた。2022/03/14
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