内容説明
「こんな学校に通いたかった!」2019年4月に誕生した日本初のイエナプランスクール開校までの記録。
目次
第1章 学校をつくると決めるまで
第2章 「学校をつくる」が決まるまで
第3章 地域に新しい学校ができるということ
第4章 イエナプランスクールの校舎をつくる
第5章 学校をつくるカリキュラム
第6章 学校をつくる人たち
第7章 学校を知ってもらう
著者等紹介
中川綾[ナカガワアヤ]
東京都出身・1977年生まれ。日本大学文理学部体育学科卒。元中学・高校教諭(保健体育)。普通科・定時制・通信制高校、区立小中学校、特別支援学校での教員経験を経て、アメリカ・オランダで、Project Based Learningやイエナプラン教育などを学び、日本で研究・実践を行う。学校法人茂来学園理事/一般社団法人日本イエナプラン教育協会理事/株式会社アソビジ代表取締役社長/一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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コジターレ
9
イエナプラン教育のことを学ぼうと手に取ったが、良い意味で裏切られる内容。オルタナティブスクールをつくろうと準備を始めた僕にとって、学校をつくる過程を赤裸々に語ってくれる内容は大変ありがたい。お金や場所のことなど心配事は尽きないが、それよりも理念、情熱、覚悟、対話、共につくりたいという思いのほうが大事で、そっちのほうがよっぽど悩みのタネになりうるのだな。具体的に学校づくりの計画を立てる時に再読しよう。2023/10/19
motoryou
3
再読。「つくりかた」とあるけれど、「方法」ではないことがわかる。一貫してるりのは、「共にある」「共に生きる」「共につくる」ということ。そして、対話を重ねること。それを諦めないこと、そこに希望を見出すことだと感じる。それって、「学校」をつくるかどうか、ということもだけれど、もっともっと広いこと。「せかい」と言ってもいいのかな、広い「せかい」自分の中の「せかい」。常に試行錯誤で、ある面不安定で。それでも前に進みたい、生きたいように生きたい。そのためにお互いに「共にある」ことを大切にする。「がっこう」。2023/12/18
BECCHI
2
中川綾さんのステキさが前面に出ている本だなぁと思った。学校づくりというとてつもなく大きな事業の中で、体験したあらゆることがわかりやすく綴られていた。その中でも、自分の想いと周りの考えがまとまらず苛立ったことなど、「恥ずかしい」と書いている。でも、日々迷いながらも前に進もうとし、改善を繰り返すことで20年越しの夢をスタートさせたのだなと。強い想いを思ってるけど、控えめなリーダーだなと。そういう人に周りの人が助けたくなり、一緒に成し遂げたくなり、とたくさんの人を巻き込めたのだなと…凄いなぁと思う。2020/01/30
寝子
1
イエナプランスクールで学びたかったな、などと思いました。2024/06/21
motoryou
1
本棚からなんとなく呼ばれたような気がして手に取って再読。なんと出版からちょうど1年のタイミングだったみたい。神ってる笑。「一人で学校をつくることはできない」は、本書のキーワードだと私はあらためて思っています。そして、みんなと共に創るには、自身も「譲れない」何かをもつ、その上で他者と共同する、そういうことなんだと。イエナプランのコンセプトを、「学校をつくる」ということを通して伝えてくれている様に私には感じます。公立の中でも、「あたらしいしょうがっこう」をつくることは、実は同じことなんだなあ、と思います。2020/11/22
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