内容説明
幻の金属が存在し、精霊の闊歩する異世界で念願の鍛冶師になった津田驍廣。ついに、彼が訪れている甲竜街と天樹国の戦争が始まってしまった。だが、甲竜街の領主、壌擁掩と彼の部下たちは、悪徳商人に騙され、劣悪な武具で戦おうとしている。そのことを領主の弟、擁彗が指摘するも、プライドの高い擁掩は聞く耳を持たない。このままでは兄が、引いては街の人々の命が危うい!そう考えた擁彗は、自らを捨て石にして戦うことを決意する。そんな悲壮な決意を固めた彼を、驍廣が黙って見過ごすはずがない。鍛冶師でありながら、常人をはるかに超えた力を使い、この戦争に介入していくのだった。それも、びっくりするほど深くまで―。大人気異世界生産系ファンタジー、第十弾!
著者等紹介
泣き虫黒鬼[ナキムシクロオニ]
南信州の農家。昼間は農作業、夜は読書好きが高じwebにて小説を執筆するようになる。2013年アルファポリスファンタジー小説大賞特別賞を受賞。受賞作である「鍛冶師ですが何か!」にて出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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eucalmelon
5
武具を鍛える事がないなんて、初めてでは? まあ、今まで鍛えた武具が活躍したのだから・・・。 この文殊界には2種類の奴しかいない。いい奴と悪い奴だ。と言いたいくらい極端だ。ああ、もう一つ分け方があった。馬鹿な奴とそうでない奴だ。 甲竜街の身内にもいたよね・・・。2020/07/28
零崎夢織
3
溜まりすぎたのでまとめて最後に感想を2022/08/14
おやぶん
3
甲竜街と天樹国との戦争に決着がつきます。 なかなかに凄惨な結果になったけど また一応ハッピーエンドかな。 最後のシーンはちょいあっけなかった印象。 次巻はどんな内容になるんだろうか。2021/01/18