目次
序論 価値観の多様性について語ろう
第1章 海外で考えた日本という国
第2章 価値観の多様化が進む日本社会
第3章 価値観の多様性を認める社会
第4章 価値観の多様性の定義
第5章 価値観の多様性におけるジレンマ
第6章 文化人類学の視点
総論 価値観の多様性はなぜ認められないのか
著者等紹介
花房尚作[ハナフサショウサク]
SHOSAKU事務所代表。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(FP協会)、宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士。バックパッカーとして海外四十カ国、百八十都市を周遊。役者、演出家、劇作家として舞台興業二百本以上、ナレーターとしてCMナレーション四百本以上。現在は放送大学大学院にて文化人類学を研究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kentaro
29
個人が持っている意見や信条や正義といったものは、産まれた地域や、育った環境に大きく左右される。どのような習慣を学び、どのような教育を受けて、どのような善悪を教えられてきたかによってかなり違ってくる。個人の内面から純粋に発する欲望はあるが、個人の内面から純粋に発する意見や信条や正義はこの世になかった。世のなかには様々な人がいて、民族も違えば宗教も違う。習慣も違えば常識も違う。経験も違えば知識も違う。そこから導き出す判断も違う。いろいろな人がいるから面白くて、その違いを楽しめる。2023/11/26