内容説明
マルクス唯物弁証法を“自己運動”と“外力”の大きな枠組の下、構造的に解明した画期的な論稿!唯物弁証法の三つの主要法則を、“自己運動”の構造性として立体的に捉えたものと解明し解決!吉本隆明主宰の『試行』誌に長期連載された唯物弁証法に関する画期的な論文ついに完成!東是人のペンネームで連載した論稿の単行本化。
目次
第1部 唯物弁証法の基本構造―唯物弁証法における自己運動と外力(唯物弁証法における基本命題―唯物弁証法における一般的な運動・発展観;唯物弁証法の基本法則―自己運動論(矛盾論)の原像)
第2部 唯物弁証法の現実的展開―「矛盾論争」批判による矛盾論と外力論の展開(「矛盾論争」の論争点とその解決;「矛盾論争」批判;三浦つとむ「矛盾論」批判;毛沢東「矛盾論」批判;「矛盾論争」批判のまとめ)
付論 社会主義の現在
付録 吉本隆明主宰『試行』誌に投稿した本論の「まえがき」と「あとがき」
目著解説 単行本『唯物弁証法の基本構造』についての自己解説―私の研究(独学)小史を背景にして
著者等紹介
東百道[ヒガシモモジ]
1946年3月東眞六・久子(旧姓末廣)の第六子として、千葉県市川市に生まれる。1970年代、経済(新沢嘉芽統・ケインズ・マルクス・高橋亀吉・下村治)、弁証法(マルクス&エンゲルス)、認識論・表現論・言語論(三浦つとむ)、文学論(吉本隆明)の研究を開始する。1980年代、吉本隆明主宰『試行』誌54号より『唯物弁証法の基本構造』(ペンネーム:東是人)の連載開始。自立誌『過程』を創刊&主宰。朗読の実技(溝口直彦)・理論・指導法の研究を開始する。2006年3月31日、生業(会社勤務)の退職を機に、本来のライフワークを『過程』誌の執筆&発行を軸に推進し、朗読活動を半生業半ライフワークとして推進しつつ現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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