内容説明
書き手の田辺多聞は当時38歳で朝鮮鉄道に勤務していた。昭和11年11月から約1年間、鉄道省から海外研修を命じられ渡欧。戦前のドイツ及び欧米の鉄道調査を行った。収録した192枚の絵はがきは、ベルリンに滞在中に仕事及び休暇を利用してヨーロッパ各国を訪ね、アメリカ経由で帰国するまでの間、妻と幼い子に送った旅の記録である。
目次
日本出発
ベルリン着
1回目のスイス
バルカン、インスタブール、アテネ
イタリア
2回目のスイス
パリ国際会議出席
南フランスと3回目のスイス
南ドイツ
スカンジナビアとバルト三国
チロルと4回目のスイス
ベルリンを去る 英国
アメリカとカナダ
著者等紹介
田辺謙三[タナベケンゾウ]
昭和16年(1941年)、京城(現ソウル)生まれ京都育ち。慶應義塾大学卒業。旅行会社(株)JTBに40年間勤務。海外渡航歴200回以上。現在(株)JTB琵琶湖疏水船プロジェクトアドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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