内容説明
異世界マウリシア王国に生まれた貴族の少年、バルド・コルネリアス。なんとその身体の中には、バルドとしての自我に加え、守銭奴戦国武将・岡左内と、ケモ耳大好きなオタク高校生・岡雅晴の魂が共存していた―。アンサラー王国との直接対決を決意したバルドは、まず隣国ネドラス王国を攻略し、包囲網の突き崩しに成功する。やがて戦火は大陸中に広がり、北方ノルトランド帝国、西方ガレアレス海、トリストヴィー北部と、両軍は各地で激突することになった。これまで肩を並べて戦った盟友たちが結集し、次々と勝利を収めていくバルド陣営。そしてトリストヴィーに侵攻してきたアンサラー王国とエウロパ教団の連合軍には、バルド率いる獣人部隊が猛烈な一撃を加えようとしていた…!
著者等紹介
高見梁川[タカミリョウセン]
漫画の執筆経験もある。2008年からウェブ上で小説の連載を開始し、2013年『異世界転生騒動記』でアルファポリス「第6回ファンタジー小説大賞」大賞を受賞。翌年、同作にて出版デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
14
1巻から最新刊まで再読してみたが。海の無い国の伯爵の息子が各国の協力を得たとは言え一国の内乱を制圧し、国王となり、相手が攻めてきたとはいえ相手国を制圧し、その後ろ盾になっている大国相手に新兵器を使って約3倍以上の軍隊を壊滅させるとは・・ 戦いに次ぐ戦いで、何処が何処だかわからなくなった。 とりあえず、トリストヴィー王国周辺の制海権は制圧出来たのはわかった。北部戦線の勝利で教皇領の喉元に刃物を突き付けた状態になったら、西側の国のカディロス王国の第二王女が教団との和平をしろと言ってきた。前世の記憶とは?2019/11/20
TAMA
10
獣人の戦い、戦争ってホントに散らかるんだな。戻すのが大変。海戦は想像もつかない。できれば図で説明してほしいけれど難しいか、コミック待ちします。地図が付いて位置関係に納得。あれこんなところで婚約破棄ものが。何で娘の婚約者これ?2019/06/06
eucalmelon
8
アンサラーとの対決は順調であるが、深まる王門の謎!何ゆえ獣人は魔法が使えなくなった?シュエがその謎を解いてくれるのか?教団が殺戮兵器を封印していたという、なにやら訳ありそうな平和的方針と関係しているのだろうか?海戦も新兵器を使った優位な戦いも面白かったが、王門に纏わる予想できない謎にはワクワクドキドキの面白さがある。アンサラーとの戦いにも絡んでどんな展開になるんだろうか?2019/10/30
こも 零細企業営業
8
宗教を背景に団結した大国相手に、ついこの間まで内戦でボロボロだった国が攻城戦、海上戦、会戦と戦に次ぐ戦。新兵器があるとは言え、主人公の軍隊が強くなり過てる。そして、外伝では主人公が娘を溺愛し過ぎて、娘がファザコンを拗らせてる事が発覚w2019/03/17
爺
7
このシリーズは当たりだったかな。とりあえず最新刊まで一気読み。ひと段落して、今度は主人公と獣人族の謎にスポットが当たりそう、というところで次巻。う~ん、Web版とどのくらい違うんだろう? 結構まんまならWebで読んでしまいたいけれど…。2019/05/23