内容説明
外科、整形外科、柔道整復師をされている若い方々のためにまとめた技術書です。症例別に症状の程度や原因、転位状況、外観の様子などから整復法と固定法を判断し、治療上の注意点を示しながら治癒するまでにかかった実際の日数を表示しています。これらを参考にすればX線撮影なしでも怪我の状態を判断できるため、日頃の問診、視診、触診を通し、ほとんどの骨折、脱臼骨折、脱臼に対して適切な治療が可能になります。
目次
鎖骨骨折
近位端骨折
肩部脱臼骨折例
上腕体部骨折(三角筋上位、下位の骨折)
顆上伸展骨折
顆上屈曲骨折
肘関節部
前腕下端両骨骨折
橈骨、尺骨単独骨折
コーレス骨折〔ほか〕
著者等紹介
富永晃[トミナガアキラ]
柔道整復師。1941年(昭和16年)12月6日:三重県伊勢市東豊浜村に生まれる。父、富永丞の柔道場跡(大阪市生野区大友町)を抄谷弘一先生に貸す。その後、中学2年生より抄谷先生の手伝いを始め、開業まで手伝う。1960年(19才):大阪の行岡専門学校に入学する。1962年(21才):行岡専門学校を卒業する。1963年(22才):大阪市都島区の金城接骨院にて1年間師事。1964年(23才):大阪市西成区津守町の松本井兵衛先生に2年間師事。1966年(25才):東大阪市永和大蓮にて雇われ先生として2年間業務。1968年(27才):東大阪市源氏ヶ丘にて、富永整骨院を開院する。1976年(35才):東大阪市吉松に有限会社富永整骨院として転院する。2005年(65才):帰一学術賞を受賞する。その後、2014年に廃業する迄、近畿ブロック、日本接骨医学会にも発表し、新大阪学会にも2012年まで発表し続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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