内容説明
「ドーハの悲劇」に泣き崩れ、「ジョホールバルの歓喜」は現地で味わった。サッカーだけが生きがいの若者が、緑内障を宣告され失明してしまう。真っ暗闇の絶望にいる彼に希望を与えたのは、音が頼りの「もう一つのサッカー」、ブラインドサッカーだった。白い杖を手に立ちあがった彼の新たな夢は、誰もがサッカーを楽しめる世界の創造だった―。
目次
摩天楼の下で
ドーハの悲劇に閉ざされて
ジョホールバルの歓喜に包まれて
夢が見えた日に
最後に見るもの
闇のなかのゴール
真夜中の庭
ブラインドサッカー
JBへの告白
日本代表 背番号10
日本選手権
You’ll never walk alone
サッカーボールの音が聞こえる
著者等紹介
平山讓[ヒラヤマユズル]
1968年東京生まれ、作家。出版社勤務ののち著述に専念。ノンフィクションや実話を基にした物語を数多く手がけ、作品が映画化、ドラマ化、漫画化される。文芸・小説誌、新聞、スポーツ誌での連載のほか、映画脚本、エッセイなど執筆は多岐に渡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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