内容説明
あやかしが見えるという秘密を抱えた大学生の一樹。ひょんなことから彼は、付喪神が宿る“いわく憑き”の品を扱う店で働くことになった。その店の名は『霧原骨董店』。寂れた店での仕事は暇なものかと思いきや、商品に宿った気ままなあやかし達に振り回される日々が始まって―?修理しても動かない懐中時計に、呪いのテディベア、着ると妖しく光る白無垢、曇りが取れない神鏡―事情を抱えた付喪神達が綴る、心に沁みるあやかし譚。
著者等紹介
松田詩依[マツダシヨリ]
2017年『ようこそアヤカシ相談所へ』でアルファポリス「第1回キャラ文芸大賞」優秀賞を受賞。翌年、同作にて出版デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にゃうぴょん
8
テディベアのヘンゼルが意地っ張りだけど陽菜ちゃんの事を考える大事に気にかけているのがいいなと思いました。懐中時計のトキさんなど優しい登場人物に和やかか気持ちになりました。2019/05/12
れな@がんばれレバンガ
8
設定などはよくあるタイプのあやかしものだが、登場人物の好感度が高く続きが気になる。学友が一番好きかも。もっと絡んで欲しい。 ☆3.02019/01/08
MAMI.
7
★★★☆☆2019/03/06
あずとも
6
主人公が少しずつ成長していくのがわかり今後の人間関係の変化とか気になる。大きな出来事が起こるわけではないが読後優しい気持ちになる。2018/12/28
チェス
4
付喪神のお話し。白無垢のお話は涙涙で、、思った以上に面白かった。続きは出ないのかな。2021/09/09