内容説明
自由地と自由貨幣から導かれる国家の解体とは何か?現代のEU統一と民族独立という内外からの危機に際して国家の存在意義を問いかけるゲゼル後期の文明論!
目次
国家の解体(今日の国家の強化に行きついた動機;国家の解体の範囲)
西洋の興隆
解体された国家(どうしてそういうことになったのか;ドイツ国議会における母親年金;重農主義者の国での調査旅行)
著者等紹介
ゲゼル,シルビオ[ゲゼル,シルビオ] [Gesell,Silvio]
1862年‐1930年。ドイツに生まれる。1886年、アルゼンチンのブエノスアイレスに渡り実業家として成功を収める。その後、ヨーロッパに戻り、実業家としての自らの体験を踏まえつつ経済学の研究を行ない、1916年、主著『自然的経済秩序』を刊行し、自由地と自由貨幣を提唱する。1919年、バイエルン・レーテ共和国のランダウアー内閣で金融担当相として入閣するが、一週間で共産主義者が権力を奪取し、国家反逆罪に問われる。その後無罪となるが、1930年、肺炎により死去
山田明紀[ヤマダアキノリ]
1956年、北海道に生まれる。早稲田大学法学部卒。法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了(フランス哲学)。早稲田学習教室塾長(英語担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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