内容説明
此の風と、悦び転ぶ此の星を…第47回九州俳句賞/第46回福岡市文学賞(俳句)等を受賞し、「九州より俳壇へ、新風を吹き込むことを期待されている」と評された俳人による待望の第3句集。
目次
前Q―早口のPrelude風
箪笥長持―C・major風
游泳―A・minor風
迂回路
風祭―Variation風
呼鈴―Sound of silence風
鉱脈―Rhapsody風
枯野節
棗の棘
巡回〔ほか〕
著者等紹介
夏木久[ナツキキュウ]
1951大阪府、大阪市生れ。府立高校卒業。広告代理店等の会社員として勤務。1991福岡県転居。広告代理店・経済新聞社等の会社員として勤務。2015第47回九州俳句賞。第46回福岡市文学賞(俳句)。2016第3回摂津幸彦記念賞(大井恒行奨励賞)等。現在、「連衆」「豈」「俳句新空間」参加。現代俳句協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あなた
1
すきだなあとおもった句が「かえる君と逢ふ真夜中のバスの中」で、ちょっと村上春樹っぽくもあるけれど、「逢う」というのが村上春樹っぽくなくて、で、やっぱり「会う」より「逢う」のほうが好きなひとにあいにいくかんじでいいので、しかも好きなひとなんだけど、君付けで呼んでるし、ふかい仲でもくんづけでよぶときあるしね、あと、「真夜中のバスの中」ってどんどん奥へ奥へ中へ中へはいっていくのもいいですよね、かえる君っていうあわいきょりと、どんどんなかにはいってゆくふたりのふかいところ。2021/12/08
十三
0
面白い‼俳句…、伝統を踏まえた挑戦というか、またクールでリリカル‼一読の価値あり‼2018/09/06
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