内容説明
貿易商・野澤源次郎のおこなった軽井沢別荘村づくり。その全貌を解き明かす！荒涼とした原野のまま放置されていた軽井沢の地は、わずか十数年で世界有数の別荘地へと生まれ変わった。百年先を見据えた緑化計画はどのように立案され実行されたのか？また、源次郎を支えた３人の男とはどのような人物だったのか？明治４４年から昭和８年にかけての開発の経緯を、古地図２０枚上に示すなど、丹念な研究・調査結果、豊富な資料、源次郎の親族にしか知りえない貴重な証言を見やすく、分かりやすく盛り込んだ、軽井沢研究史の決定版。堂々の刊行。
目次
第１章 野澤源次郎と３人の男たち（野澤源次郎の軽井沢別荘地開発について；野澤源次郎に影響を及ぼした３人の男たちのプロフィール；軽井沢を襲った大洪水 明治４３年 ほか）
第２章 軽井沢別荘地開発の準備期間（避暑地になる前の軽井沢；野澤源次郎が土地を買収した当時の軽井沢の道路・別荘状況；野澤源次郎が取得した土地の領域 ほか）
第３章 別荘図・道路図でたどる軽井沢別荘地開発の展開（図４ 橋口信助の軽井澤別荘地案内図 大正６年；図５ 大正４年～６年に新設された道路図；図６ 大正６年末までに売却された別荘分譲地の分布 ほか）
