内容説明
曲亭馬琴が描いた「伏姫」のモデルとはどんな人物だったのか。公家であったとされる「足立遠元」はなぜ武蔵国足立郡の武士になったのか。藤原朝忠が猶子とした「国淵」の存在が意味することとは…。
目次
第1章 『八犬伝』の「伏姫」モデル浦瀬局(うらせのつぼね)(美貌の才媛;曲亭滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』執筆の謎;木更津義軍府(幕府亡命政権)の成立 ほか)
第2章 上総国望陀郡菅生庄矢那郷の異論(三左衛門屋敷の移動;戦国期の菅生庄矢那郷の所属;東金本漸寺第六世日信聖人)
第3章 陰謀の日本史(藤原氏の氏長者と京の最高貴族集団;醍醐天皇外戚の勧修寺高藤家の閨閥;清盛と盛長の不分明な族縁関係 ほか)
著者等紹介
小嶋勇四郎[オジマユウシロウ]
昭和17年6月16日、千葉郡犢橋村小深(現千葉市稲毛区小深町)に生まれる。千葉県立佐倉第一高校を経て中央大学理工学部卒。長野県埴科郡坂城町の(株)アガツマ精機に入社し生産管理部に所属。副社長体制下に会社組織の全面改変に従事し、200名の解雇者をもたらし、一応の結果を以て退職。以後、数社を経て独立し(株)小嶋ダイヤモンド工業を設立。平成15年に会社を閉鎖、郷土史の研究に専念し、今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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