内容説明
AIもいつか「こころ」を持つのだろうか。脳の疲れや悩みはDMNによって生まれる。未だ解明されていない脳疲労システムをエネルギー代謝の面から考察する。
目次
第1章 はじめに エネルギー代謝について(エネルギー代謝研究を始めたわけ;エネルギー代謝の概要―解糖系について ほか)
第2章 体内リズム―概日時計とエネルギー代謝リズム(散逸構造理論;オートポイエーシス理論 ほか)
第3章 脳におけるエネルギー代謝リズム(脳の構造の概略;脳血液関門とエネルギー源の吸収 ほか)
第4章 デフォルトモード回路とこころ回路(大脳皮質の機能とDMN;こころは、ほ乳類すべてにあるのか ほか)
第5章 老化に伴うこころの変遷(老化とサーチュインの役割;サーチュインの概日リズムでの機能 ほか)
著者等紹介
劔邦夫[ツルギクニオ]
昭和16年(1941年)新潟で生まれる。昭和41年、新潟大学医学部卒業。1年間の臨床実地訓練を受ける。昭和42年4月、新潟大学大学院博士課程入学。生化学を専攻。昭和46年3月、新潟大学大学院博士課程修了。医学博士。昭和46年4月、新潟大学医学部助手。生化学教室勤務。昭和48年から2年間、米国シカゴ大学でポストドクタル・フェローとして生化学研究に従事。昭和53年5月、新潟大学医学部助手助教授。昭和59年4月、山梨医科大学医学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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