内容説明
敗退を繰返しながらも祖国を守るため、そして「絶対国防圏」の設定により、敵の進撃を少しでも喰い止めなければならなかったビアク島の日本軍。飢えとマラリアの中で徐々に戦力を失いながらも必死で飛行場作りに励む野戦飛行場設定隊。やっと完成したものの敵に奪われ、そこより発進した飛行機に爆撃される。一万三千有余人の95%以上の死者を出しながらも奇跡的に助かって帰国できた主人公。その後、必死で家族を探すが、やっと再会した家族は二十年後だった。すべてを失った者がたどりついたのは地獄の戦場で散って行った戦友への鎮魂の旅であった。
著者等紹介
東洵[アズママコト]
昭和18年(1943年)10月生まれ。大阪府出身。工業高校卒業後、松下電器に入社、その後、福井大学を卒業し、神戸製鋼所に入社。定年退職後、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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