内容説明
穏やかに、そして力強く歩むために。これからの人生を指南してくれる孫子の兵法を、わかりやすく紹介します。
目次
第1章 本質を捉え、最善を考える(戦う前に、まず判断せよ;頼もしい存在を得る ほか)
第2章 手はずを整え、勝機を掴む(全力を尽くす;入念な準備は大きな力になる ほか)
第3章 自らをたのみ、主導権を握る(相手に左右されない;行動の原因をたどる ほか)
第4章 観察を重ね、関係を作る(余地を残しておく;責任を持って意志を通す ほか)
第5章 目的を見据え、行動する(環境の性質に合わせて行動を起こす;相手の急所を突く ほか)
著者等紹介
渡邉義浩[ワタナベヨシヒロ]
早稲田大学文学学術院教授。1962年生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻修了。専門分野は中国古代思想史。文学博士。三国志学会事務局長も務める
臼井治[ウスイオサム]
日本画家、日本美術院特待。愛知県立芸術大学大学院美術研修科修了。師は片岡球子。愛知県立芸術大学日本画非常勤講師、同大学法隆寺金色堂壁画模写事業参加を経て、朝日カルチャーセンターなどで日本画の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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inami
29
◉読書 ★3 約2500年前の中国最古の兵法書、作者は春秋時代に呉王に仕えた孫武だが、一時期(以前は)、記したのは戦国時代の「斉」の孫臏の説が有力だったようだ。しかし、発掘された新資料の研究が進むにつれて、孫臏は影を潜めることになった。出土した竹簡を除けば、魏の曹操が整理(注釈)したものが、最も古いらしい。2年前に岩波文庫の『孫子』を読んだが、本書は概略版といえる。1ページごとに臼井治氏の美しい日本画が描かれていて味わいがある。兵書だが、人と人の争いごとや悩みごとにも当てはめて考えると・・つかえるかも 笑2022/02/14
dexter4620
1
『BIGMANスペシャル グラフィック版孫子』の代用。孫子の関連本は多数読みましたが、守屋洋氏の解説などが有益。巻末のことわざや対談なども参考になりました。2022/10/20