内容説明
同窓会で集まった同窓生の1人が他の2人の級友に「自分は殺されそうになった。命を狙われている」と打ち明けるが、級友たちは茶化してばかりいて、相手にしない。しかし数日後、その青年は死体で発見される。彼は生前、執拗に同じ種類の鳥のスケッチを描いていた。青年はなぜ殺されたのか?そして、青年は何のために、鳥のスケッチを描き続けたのか?ロンドン警視庁のダン・パルドー警部は、数多くの関係者に粘り強く聴取を続け、徐々に真犯人をあぶりだしていく。巧妙な謎解きと熟練した人物描写、女流作家による英国本格ミステリを初邦訳!
著者等紹介
ボワーズ,ドロシー[ボワーズ,ドロシー] [Bowers,Dorothy]
英国、レムスター生まれ。オックスフォード大学卒業後、教職を経て、『命取りの追伸』(1938)で作家デビュー。最後の作品となる『The Bells of Old Bailey(1947)』まで全5作の長編を発表。1948年にディテクション・クラブへ入会するが、間もなく結核により死去
松本真一[マツモトシンイチ]
1957年生まれ。上智大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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