内容説明
異世界マウリシア王国に生まれた貴族の少年、バルド・コルネリアス。なんとその身体の中には、バルドとしての自我に加え、守銭奴戦国武将・岡左内と、ケモ耳大好きなオタク高校生・岡雅晴の魂が共存していた―。凄惨な内戦に終止符を打ったバルドは、新生トリストヴィー王国の運営を担う人材を大陸中からかき集め、行政組織の整備に乗り出す。正式な戴冠と同時に結婚式を挙行することが決まると、バルドの婚約者たちも大いに盛り上がり、王国の船出は上々かに思えた。しかし、獣人の血を引くバルドを排除しようと目論む教会が「聖戦」を発動し、どちらの側につくか二者択一を迫られた各国に激震が走る。果たしてバルドは、無事に戴冠式&結婚式を迎えられるのか!?
著者等紹介
高見梁川[タカミリョウセン]
漫画の執筆経験もある創作家。2008年からウェブ上で小説の連載を開始し、2013年『異世界転生騒動記』でアルファポリス「第6回ファンタジー小説大賞」大賞を受賞。翌年、同作にて出版デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
12
双子に懐かれてるテュロスが凄い。母親以上に懐かれてるwそれなのに母の愛(暴力)は双子へと注がれる。そしてキレる父親。その背を見て育ったバルトは順調に種馬への道が・・・ バルト、強く生きろよw2019/11/13
爺
4
感想は後の巻でまとめて。2019/05/23
eucalmelon
4
金貨の海で泳ぎたがる業、左内から受け継いだ悪癖。シルクが妄想の海に逃避したのがなかなか愉しい。今巻は戴冠と結婚式!大イベントだ!思いっきりいじられまくるバルトが可愛い。愛人でいいというウラカがいじらしい・・逞しいけど。正妻シルク、ウラカと対決する姿勢が意地を感じさせてるるとさせられる。決め技、バルト直伝・・釣瓶落とし、どんな技やねん、いったい?いつ、教えられたんや?正妻の貫禄?バルトに教えられたのがは正妻だからか?愛人含め7人も面倒見ていかないといけないバルド、なかなかの甲斐性だ。真似はしたくないぞ!2018/12/24
ぺぱごじら
3
血で血を洗う武力衝突の後は、暗闘の経済戦争。そして広報合戦。チート物語というが、このあたりは割と普通の展開で面白い。全体的に「思想概念の持ち込みによるパラダイムシフト」を楽しむ話なので、技術チートは控え目というのが面白さか。2021-192021/02/25
fap
3
「アーイ、キャーン、フラーイ、ハーイ!」 国興し成る。 貴族主義から官僚主義から資本主義へ停止信号なしの一本道。 金は天下の周り物とはよく言ったものである。 大と小、多と少は相対的なものである。 新たな価値観に基づく経済圏が形成されれば、既存の国家は仕組みを変えざるを得ない。 新大陸との交流が人材と利益と文化と騒動を持ち込む。 ここで終わるかと思いきや、決着はまだつかない模様。 「結婚式も一緒にやっちゃいますか」2018/06/08