内容説明
彫刻家であり、詩人である高村光太郎。かの『智恵子抄』の作者でもある光太郎の一連の作品の紹介に加え、寡黙であるが故に意志が強そうにみえて優柔不断なところもあるその人生をも余すところなく探求する。後半部ではロダンやミケランジェロの見聞など、著者のヨーロッパ旅行記も掲載。
目次
第1部 高村光太郎小考集(高村光太郎の詩:「レモン哀歌」、他;高村光太郎の選択―流された選択・迷った選択・断固たる選択;彫刻に燃える―ロダンとロダンに師事した荻原守衛とロダンに私淑した高村光太郎と;高村光太郎の「伊太利亜遍歴」を見る;一枚の写真 ほか)
第2部 楽の断片(旅愁のパリ(フランス:二〇〇九年七月)
怒濤の嵐、船内のジャズ(イギリス:二〇一〇年秋)
哀の六根 楽の六根 官能のシックスセンス
歴史のひとこま―ガリレオ
美しき国ドイツ:二〇一一年秋 ほか)
著者等紹介
西浦基[ニシウラハジム]
1951(昭和26)年9月30日生まれ。大阪府立和泉高校卒業。大阪芸術大学中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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