内容説明
かつてイギリスの叡智的機関が西欧三千年の歴史を通して何が最も貴重な古典であるかを広く世に問うたところ、それは断固としてプラトーンのこの『国家』篇だという答えであったとか。『クレイトポーン』篇は『国家』篇をプラトーンに書かせるソークラテース批判であり、『国家』篇の第一巻から第四巻は「正義」の予備的かつ外面的な議論からその「我々の魂」へと密接してこその内的かつ方法的な議論へ到るまでの議論ですが、なかんづく“大文字・小文字の比喩”という着想には、私どもは自ずからその感服を禁じ得ないことでしょう。
目次
国家 第1巻―正義について
国家 第2巻
国家 第3巻
クレイトポーン
著者等紹介
水崎博明[ミズサキヒロアキ]
昭和14年福岡市に生まれる。昭和41年九州大学大学院文学研究科西洋哲学史専攻修了。日本西洋古典学会会員。福岡大学人文学部名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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