内容説明
船員職業の特殊性を焦点に船員の確保・育成策と船員問題を考え、船舶運航学術の深化と広がりを願って、具体的政策や海運企業のありかたを批判的に模索した“海人”のための提言書。
目次
第1部 商船船員へのこだわり(執筆の動機;商船船員にこだわる理由)
第2部 船員(職業)の特殊性とシーマンシップ(船員(職業)特殊性論の展開
特殊性の別表現としてのシーマンシップ)
第3部 船員(職業)特殊性の軽減策を探る(海陸職業同一視の諸相と抗いの視点;海員組合の混乱とその影響;船員部会(国交省)での議論)
第4部 新船員政策のために(特殊性を克服する諸施策の基本;船員教育研究機関の再構築と船員の新役割)
著者等紹介
雨宮洋司[アメミヤヨウジ]
1940(昭和15)年、静岡県富士郡芝富村(現富士宮市)生まれ、富山商船高専名誉教授、専門は海運経済学、港湾論。学歴、静岡県立富士高校卒業、東京水産大学漁業学科中退、東京商船大学航海学科卒業、東京商船大学商船学専攻科修了、富山大学経済学研究科修了。職歴、川崎汽船(株)航海士、運輸省航海訓練所教官、富山商船高専教授、富山大学教育学部教授、同大学附属小学校校長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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