内容説明
億単位のカネが怒濤のように流れては消え、また流れこんできていた2000年代初頭のベンチャーシーン。若手起業家として独立し、この世の春を謳歌していた著者だったが、上場直前で内紛をきっかけに会社から追放され、個人保証を入れていた3億円の借金だけが残る。月々の返済額は500万円。仕事もなく返す当てのないままに利子だけが際限なく膨らんでいく悪夢のような現実。いったいどうすれば這い上がれるのか―。ビジネス界の天国と地獄を経て、さらに這い上がった著者が見た、現代日本に流れているお金の本質。
目次
1 欲望とカネの世界(借金の泥沼で見た光景;人生の分岐点はどこにあるのか? ほか)
2 こうしてお金の流れは止まる(天啓のごとく降りてきた「完璧なアイデア」;私財を投じてでもチャンスに賭ける ほか)
3 脱出不能の借金の穴(どうすれば脱出できるのか?;金があったら幸せになれるか? ほか)
4 地獄で知った「お金のからくり」(世の殺人事件はほとんどが女か金に起因する;返せなければ返さなくていいのか? ほか)
5 幸福の商社、不幸のデパート(「『思考は現実化する』なんてバカバカしい」と思っていた;成功本の成功法則を全部やったらどうなるか? ほか)
著者等紹介
水野俊哉[ミズノトシヤ]
1973年生まれ。本業はビジネス書作家。大学卒業後、金融機関に就職。退職後、ベンチャー起業をするが、上場の一歩手前で急激に業績が悪化、取締役を解任される。さらに個人保証を入れていたため、3億円の負債を抱えることに。その後、絶望から這い上がり、経営コンサルタントとして数多くのベンチャー企業経営に関わりながら、世界中の成功本やビジネス書を読破、成功法則を研究する。著書は、シリーズ10万部突破のベストセラーとなった『成功本50冊「勝ち抜け」案内』(光文社ペーパーバックス)の他、多数。現在は自ら立ち上げた出版社2社のオーナー業の傍ら、執筆やコンサルティング、プロデューサー業を営んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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