内容説明
世紀転換期のドイツモダニズム建築思想へ浸潤し決定づけるドイツ神秘主義思想。建築、絵画、ドイツ観念論、神秘主義思想など、タウトを総合的に把握するツールを備えた著者にして、はじめてなしえた画期的なタウト論。
目次
第1部 『大ジードルンク・ブリッツ』―スラヴ民族主義と環状共同体(ワイマール共和国における保守革命;ドイツの共同体の歴史と田園都市 ほか)
第2部 『画帖桂離宮』―ドイツ・ロマン主義と美的共同体(書画同体論―タウトの日本の手紙;詩画論―タウトのドイツの手紙 ほか)
第3部 『日向別邸』―日本近代工芸とドイツ民族主義(ブルーノ・タウトの日本近代;「民俗」とアジア主義 ほか)
第4部 『アルプス建築』―ドイツ神秘主義と山岳共同体(近代ヨーロッパにおけるアルプス;アルプス・ユートピア論とスイス文学 ほか)
著者等紹介
長谷川章[ハセガワアキラ]
1954年、東京生まれ。1979年、早稲田大学大学院修士課程修了。1979年~1991年、坂倉建築研究所。1985年~1987年、西ドイツ政府給費留学(アーヘン工科大学)。現在、東京造形大学教授、工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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