目次
1 女性の貧困・格差(現代女性文学における「貧困」の諸相;“ニッチ”としての正しい生き方―津村記久子『ポトスライムの舟』の世界観;ロストジェネレーションのしたたかな抵抗―津村記久子と青山七恵の場合)
2 労働・原発への眼差し(「労働」と女性文学―佐多稲子・角田光代・絲山秋子の時空;“転落物語”との決別―佐多稲子初期作品をめぐって;「産む性」と原発―津島佑子を手がかりに;女性の“3・11”詩を読む)
3 女性の記憶―性・家族(サウジアラビア映画『少女は自転車にのって』覚書;長竹裕子論;“未亡人”からの逸脱―三宅やす子『奔流』論;田村俊子「炮烙の刑」の表象世界―欲望と破壊と;「変わり物」の行方―田澤稲舟「しろばら」論;吉尾なつ子『軍神の母』の言説空間;千葉泰子『軍靴の響』についてのノート―“軍国”と“乙女”と)
著者等紹介
矢澤美佐紀[ヤザワミサキ]
1964年生まれ。長野県立飯田高校を経て、法政大学文学部日本文学科、立教大学大学院文学研究科博士課程後期(日本文学専攻)に学ぶ。現在、法政大学、千葉工業大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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