内容説明
警視庁特高を従え戦後最高検検事となる玉沢検事と対峙し、「この大本事件は真犯人が逮捕されていないので、国家権力の敗北に終わるよ」国家権力の弾圧、あるいは軍の強権に対しロジカルに、レジリエントにヒューマニズムを貫いた、無名の一宗教人・石山喜八郎の数奇な生涯。
目次
藤岡尋常小学校
東京遊学
大本教に出会う
紹介者は艮の金神
第二次大本事件 特高に拉致される
浦和警察署留置場
京都五条署鬼警部・高橋の取り調べ
検事・玉沢光三郎との対決
刑務所生活
出獄
勝ち取った無罪判決、そして結婚
出征
教官・浅野少尉との争い
初めての営倉
八路軍との白兵戦
香港島での敗戦
ポツダム上等兵誕生
捕虜生活
日本への帰還
著者等紹介
石山照明[イシヤマテルアキ]
1949年群馬県藤岡市生まれ。1973年一橋大学(経)卒業後、新日本製鉄(株)入社。2006年新日鉄マテリアルズ(株)(社長)。2011年日本電工(株)(現、新日本電工(株))(社長)。2016年新日本電工(株)(相談役)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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