内容説明
異世界で頑張る薄幸系男子、深澄真です。元竜の巴、元蜘蛛の澪のお騒がせコンビと、元死霊の識をお供に従え、学園講師に商会運営と忙しい日々を送っています。ようやく訪れた夏休み。たまにはじっくり腰を据えて、魔力強化とか新しい課題に取り組もう!生徒達にせがまれて夏期講義をする傍ら、僕は図書館司書のエヴァさんが貸してくれたマニアックな論文を毎晩コツコツ読み進めてる。「魔力の物質化」に関する内容なんだけど、魔力の出力アップにも応用できるんじゃないかって少し期待してるんだよね。試しにちょっと実験してみたら、本当に実体化しちゃったよ、僕の魔力。まだまだ改善点は多いけど、これってうまくすれば鉄壁の防御になるんじゃない?最近、生徒達もやる気が凄いし、僕も負けてられないからね。ここはひとつ、新技マスターして講師としての威厳ってやつを見せてやるとしますか!
著者等紹介
あずみ圭[アズミケイ]
愛知県出身。2012年よりWeb上で「月が導く異世界道中」の連載を始める。一躍人気作となりアルファポリス「第5回ファンタジー小説大賞」読者賞を受賞。2013年5月、改稿を経て「月が導く異世界道中」で出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
16
先に9巻を読んだら主人公が魔力体を出現させたからおかしいなと思ったら、この巻で修行してたのね。 学園編ではジン達が亜竜にリベンジする話。 何気にエリスが美味しい役になってるw ソフィアとジンの意外な関係が最後に来た。2019/09/25
こも 旧柏バカ一代
12
主人公の防御主体の新技術の開発の話。 表紙の主人公を覆う物体のような魔力の塊。 銅貨を造る為に金貨を使うアホな技術らしい。 でも、魔力が無尽蔵にあり出力が無い主人公からしたら必要な技術だった。 さらに、この頃から主人公の浮世離れが加速しはじめた印象。2021/07/15
tokkun1002
7
2016年。9作目。夏休みの再度ストーリー。教え子達がどうやって強くなったのか。そしてソフィアは何者なのか。いくつか補足。レベルアップの為に何かを殺すという価値観に一石を投じているのかね。2017/04/09
依音@いおん
6
完全書き下ろしでとてもおもしろかったです。そうか、ここの伏線?がああ繋がるんですねぇ。2016/08/18
sion
4
前編描きおろし。内容としては6巻7巻の話になるそうです。大好きな亜空の話と学園都市の話。亜空で真は自身と住人を守るため規格外の新技をつくっていました。だからあの時簡単に倒せていたんだね。 学園都市編ではシン達学生が亜竜と再戦するお話。真と比べると学生達の方が恋愛面やそっちの方面が大人だったんですね…。知らなかったよ。シン、ソフィア、ルトに因縁があるとは思わなかった。2016/03/26