内容説明
アッパー半島で伐採王として財を成したバーケット家に生まれ、何かと問題の多い両親に対する歪んだ愛憎に悩む主人公デイヴィッドの、10代から30代(60年代~80年代)までが綴られた成長記。ミシガンの美しく雄大な自然を舞台に、デイヴィッド青年と彼を取り巻く12人の人々、そして愛犬の姿をとおして、青春時代の生臭さ、激しさ、切なさが鮮烈に描き出されている。
著者等紹介
ハリスン,ジム[ハリスン,ジム] [Harrison,Jim]
ミシガン州北部の片田舎に、リンダ夫人と共に四十年以上暮らしていたが、現在はモンタナに移り住み、季節に応じてアリゾナと行き来している。アメリカ、カナダ、ヨーロッパでは自然派の代表的な作家と目されている
友田葉子[トモダヨウコ]
非常勤講師として英語教育に携わりながら、2001年、『指先にふれた罪』(DHC)で出版翻訳家としてデビュー。その後も多彩な分野の翻訳を手がけ、多数の訳書・共訳書がある。津田塾大学英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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