内容説明
「お金儲けは悪いことですか?」お金との付き合い方を見れば、その人のすべてがわかります。
目次
第1章 お金と宗教(お金の話題が多いイエス;宗教とお金の深い関係)
第2章 お金と自由と命(「命」よりも「お金」?;東京解体論 ほか)
第3章 お金と人間関係(お金は友情を壊すのか;「ぶどう園の主人と農夫」の話 ほか)
第4章 お金と愛(「求めなさい。そうすれば、与えられる」とは?;「自分を愛するように」の隣人愛 ほか)
第5章 お金の使い方(お金持ちは悪人か;不正の富の使い道 ほか)
著者等紹介
古賀清敬[コガキヨタカ]
1949年、佐賀県に生まれる。在学中に聖書を読み洗礼を受けキリスト者になり、牧師を志す。東京キリスト教短期大学を中退し、国際基督教大学、日本キリスト教会神学校はなんとか卒業して、1980年から2004年まで札幌市で牧師として従事。現在は札幌市にある北星学園大学文学部教授としてキリスト教関係科目を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くらすけ
10
所々で当時の政権批判などもあり、個人のお金に対する向き合い方を超えて、社会における富の分配まで話が飛ぶこともあります。その点は読者を選びそうです。(好みとい意味で)。僕は西洋の物語ではベースになることが多いので独学で聖書を学びたいと思っていました。ですが一人で読んでいていては分からない聖書の説教は沢山あります。説教のニュアンスが分からないためです。著者はそれを当時の文化的背景(今でいう、どのくらいの社会経済階級の人へ向けて、イエスは話してるのか?)などを説明した上で、解説してくれます。2023/02/08
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
3
聖書の中のお金にまつわる記述をまとめたもの。つまるところ、すべては神の思し召しということになりそうで。一番の収穫は引用されていたパウル・ティリヒによる愛の定義。愛とは分離したものの再結合。2016/03/29
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