内容説明
呪われた骨董品が引き起こす災害現象を総称して『呪症』と呼ぶ。殺人にさえ至るそれは、警察だけでは手に余るため、専門家の呪症管理者が共同で捜査にあたることになっていた。骨董屋石川鷹人もまた、そんな呪症管理者の一人である。ただ、容姿端麗で頭が切れる彼なのだが、傲慢で皮肉屋で、おまけに人命よりも呪われた骨董品を大切にするような変人だった―シリーズ累計40万部「蛟堂報復録」の鈴木麻純が贈る新シリーズ、アンティーク伝奇ミステリ、始動!
著者等紹介
鈴木麻純[スズキマスミ]
1985年、静岡県生まれ。2007年にwebサイト「Nosferatu」を開設。創作小説を書き始める。「蛟堂報復録」でアルファポリスミステリー小説大賞を受賞、書籍刊行へと至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネムコ
27
表紙の鷹人氏はイメージ違うなぁ。もう少し正統派ハンサムな方が…。まあ、ハンサムだけでキャラ立ちできる時代じゃないよね。呪症ってアイディアは面白いけど、主人公三人のイメージが固まっていない。敵役も薄い感じ。これからに期待。2018/03/23
すみの
26
人を不幸にするだけでなく最悪命を奪う呪いの骨董品。骨董品が引き起こす『呪症』事件を扱う担当刑事・九雀蔵之介(合コン大好き)と後輩刑事・真田律華(融通はきかないけど超強い)。特異な呪念の籠った品を扱うだけに彼らに力を貸す骨董店主・石川鷹人(骨董品命)を加えた3人で事件解決に挑む。*第1弾の特定古物★彫像『天使マチルダ』★ガラスプレート透かし彫り『覗く目』★ブローチ『シヴィル・ヴェインの毒』と肖像画*呪いの品がこれほど無惨な事件を引き起こすとは驚き。3人のチームワークはまだ良いとはいえないみたいだけど。2017/01/04
み
25
さくさくと♪律華さんの口調が読みにくい^^;お話しは、八雲シリーズっぽいような、妖奇庵の妖が骨董品になったような、何かに似てる感がモヤモヤと。続編は、そのうち手にするかな?2018/02/25
悠
19
面白かった❢2023/10/26
ううち
15
骨董品を扱うオカルト系ですが、警察官目線でストーリーが進むので、蛟堂とはまた違った雰囲気で楽しめました。憧れの九雀先輩にフィルターかかっちゃっている超マジメな律華ちゃんが強くて可愛らしい。石川さんと3人でこれからどんな展開になるのか楽しみです。続きも読みたい。2016/02/18