内容説明
三年余りの軍政下で、何が起きていたのか。敗戦後、日本軍関係者はどういう状況下にあったのか。作戦に参加した第二十五軍司令部隷下の戦友会から聴き取り調査を行い、現地取材に基づき、日本軍関係者の証言も収集。文部省教科書、内閣情報部編集「写真週報」、シンガポール政府発行の資料などから多角的に検証。戦争を知らなさすぎる世代の増加、虚偽の歴史書の横行に危機感をもった著者が、戦争の実相、狂気を伝える。
目次
第1章 大東亜戦争の勃発
第2章 マレー電撃作戦
第3章 シンガポール上陸作戦
第4章 マレー沖大海戦
第5章 華僑虐殺の真相1 シンガポール
第6章 華僑虐殺の真相2 マレーシア
第7章 日本の軍政1 昭南(シンガポール)
第8章 日本の軍政2 マレー
第9章 敗戦とBC級戦犯裁判
第10章 戦時下の英領ボルネオ
第11章 死の行進
著者等紹介
加藤裕[カトウヒロシ]
昭和6年東京生まれ。28年上智大学文学部英文科卒。産経新聞入社。41、42年ジャカルタ支局長。56年フリージャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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