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内容説明
強迫性障害、不安、絶望のただなかで、あるということの単純さを見いだし、非二元シーンに突然現れたジョーイ・ロット。先鋭的でストレートでありながら優しさとユーモアが溢れる人気の２冊に２０のＱ＆Ａを加えて翻訳した日本独自編集版。
目次
しなくてもいい努力―今すでにあるものへの直接の道（たどりつくのは思ってるほど難しくない；壮大な観念；自己の存在を否定すること ほか）
誰もいない―あるということの単純さに気づくためのガイド（求めているって、なにを？；なにも変わらない；知覚 ほか）
非二元についてのＱ＆Ａ―動画シリーズＮｏｔｈｉｎｇ Ｉｎ Ｔｈｅ Ｍｉｄｄｌｅより（サット・チット・アーナンダ；すべてを解き明かした人；ラベルや解釈を現実に重ねる ほか）
著者等紹介
ロット，ジョーイ［ロット，ジョーイ］ ［Ｌｏｔｔ，Ｊｏｅｙ］
１９７８年生まれ。幼いころより不安にさいなまれ続け、摂食障害、強迫性衝動、恐怖から逃れられない状態が数十年続く。その間、瞑想、ヨガ、「完璧な食事法」といった「正しい」ことの実践を続けたが、３０歳になるころには身体症状が悪化し感情も不安定になり、望ましくない思考や経験を排除しなければいけないという強迫観念にとらわれる。森の奥の粗末な小屋で暮らしながらほとんど動くこともできず、絶望的な鬱状態に陥る
古閑博丈［コガヒロタケ］
訳者。鹿児島県生まれ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文章で飯を食う
15
面白いと言うか、良くわからないと言うか。道元禅師の「眼横鼻直」を思わせますね。とても簡単だけど、わからない時には全くわからない事。著者もくつろいで手放す事を強調しているので、色々とやってみましょう。2017/02/19
sio
4
「何かを求めることは体に緊張や張りつめた感じが伴ってしまう。そこを見つめてまずリラックス、緊張を解こう。」ジョーイもまた、思考に踊らされておろそかになってる体の反応に素直に目を向けようと言っている。 あるのは「これだけ」と始終教えてくれているが、何か特別な知識を求めて本を買ってる人にはそれすらも意味がわからないかもしれない。 この本だけではメッセージが単調すぎる。 翻訳者のブログやyoutubeも見る必要がありそうだ。2015/06/07
よぞ
3
色々なスピリチュアル系を乱読してこじれている人にはいいんだと思う。エヴェンゲリオン的なオタクがオタクを批判するみたいなノリかな？「オタクは現実に帰れ！」みたいな。作者は自分のことを棚に上げている気がするけど、こういう本が一冊くらいはあってもいいかもね。2017/12/14
ﾉllﾛ
3
「直接の経験にとどまってみたらどうだろうっていう提案」。「概念とは関係ない感覚的な知覚にとどまってみようという誘い」。「たった今、直接の経験に注意を向けてみよう」。「たった今、直接の経験を見てみよう」。「まったく無心に好奇心を持って調べる」。「なにも知らないみたいに探究する」。「初めて周囲の世界を探る赤ちゃんのように」。そのとき「これ」が見つかるという。「明晰さが姿を見せる」。「あるということの単純さに目覚める」。私はそれを「自分でたしかめてみよう」とするか。それとも先延ばしにして次の本を手にするか。2017/03/07
shiki
3
あるのはこれだけ。概念を手放して、ただくつろごう。2015/05/17
