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老いの流儀 小津安二郎の言葉

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784434200052
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

内容説明

六十歳の誕生日に逝った日本映画の巨匠・小津安二郎。彼が残した六十の言葉を手がかりに考える「人生とは?」「老いとは?」「仕事とは?」

目次

第1章 小津安二郎の発言から(ペッカリーの手袋はぜいたくだ。所で僕は持っている;スタイルというのがスタイルとして目についてはいかぬと思う;贅沢と無駄使いは違う;とんとんとんかつ食ひたいな 蓬莱屋がなつかしい;蟻を見るたびに感心する ほか)
第2章 小津安二郎の作品から(「お金があるから偉いの?」「お金がなくて偉い人もある」;神様がこしらえたものの中でも、音楽は出来のいい方だぜ;いやなのに我慢して、学校へ行って、本を読むから、勉強になるんだ;人間なんでなんにも知らねえ子どものうちが一番だね;人生の悲劇の第一幕は親子となったことにはじまっている ほか)

著者等紹介

米谷紳之介[コメタニシンノスケ]
1957年、愛知県蒲郡市生まれ。立教大学法学部卒業後、新聞社、出版社などを経て1984年に独立。ライター・編集者集団「鉄人ハウス」を主宰。守備範囲はスポーツ、映画、旅、人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akihiro Kitano

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なにか雑誌か本で見かけ、気になっていたので図書館で借りる。実は小津安二郎さんの映画は1本も見たことがなかったのですが、それでもこの本を読むことで小津さんへの興味が湧きました。その意味では、あとがきに書かれていた作者の狙い通りである。で、小津さんの映画を観てみようと思ってるんですが、何から観るのがオススメなんでしょう。2015/11/09

marsh

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「東京物語」など世界的な作品で知られる小津安二郎監督の残した言葉、作品に記された言葉60本を元に、小津監督が何を思い、どのような価値観をもって生きたのかを考察しています。 ○映画には文法がないのだと思う ○笠は真面目な男だ。人間がいい。人間がいいと演技にそれが出てくる ○あたしは古くならないことが新しいことだと思うのよ。ほんとに新しいこ とは、いつまでたっても古くならないことだと思ってるのよ。そうじゃ ない?(宗方姉妹 昭和25年作品) 等、味わいのある言葉が心にしみます。 又、作品を楽しみたい。2015/11/08

カラシニコフ

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小津安二郎の言葉や映画のセリフをもとにした文章が記されている。小津節というか、小津調と言ったほうが正しいのか、それが凝縮された本である。読んで良かったです。著者が緻密に調べ上げて、相当小津監督に精通していることがわかりました。2020/10/31

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