内容説明
六十歳の誕生日に逝った日本映画の巨匠・小津安二郎。彼が残した六十の言葉を手がかりに考える「人生とは?」「老いとは?」「仕事とは?」
目次
第1章 小津安二郎の発言から(ペッカリーの手袋はぜいたくだ。所で僕は持っている;スタイルというのがスタイルとして目についてはいかぬと思う;贅沢と無駄使いは違う;とんとんとんかつ食ひたいな 蓬莱屋がなつかしい;蟻を見るたびに感心する ほか)
第2章 小津安二郎の作品から(「お金があるから偉いの?」「お金がなくて偉い人もある」;神様がこしらえたものの中でも、音楽は出来のいい方だぜ;いやなのに我慢して、学校へ行って、本を読むから、勉強になるんだ;人間なんでなんにも知らねえ子どものうちが一番だね;人生の悲劇の第一幕は親子となったことにはじまっている ほか)
著者等紹介
米谷紳之介[コメタニシンノスケ]
1957年、愛知県蒲郡市生まれ。立教大学法学部卒業後、新聞社、出版社などを経て1984年に独立。ライター・編集者集団「鉄人ハウス」を主宰。守備範囲はスポーツ、映画、旅、人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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