内容説明
幼い頃に風呂場で何度も聞いていた戦争物語は、「骨のうたう」を遺してルソン島で没した詩人・竹内浩三と一緒に歩んでいた、苛烈な日々のことだった…「全滅」と伝えられた2人の所属部隊の実像を、新発見の資料とともに70年の時を遡って追う、迫真の検証実録。
目次
徴兵検査
空挺部隊
フィリピン派兵
青葉山丸の最期
兵力分断
クラークでの戦い
バギオの工兵隊員たち
斬り込み隊
館中隊の動向
正雄と浩三の動向
敗残兵たち
竹内浩三の消息
著者等紹介
藤田幸雄[フジタユキオ]
昭和33年(1958)大阪市生まれ。筑波大学、同大学院を経て、千葉大学教育学部教授(スポーツ科学)、教育学博士。空手道の分野でも選手として1991年国体優勝、1996年準優勝などの戦績を持つ。全日本空手道連盟選手強化コーチ、筑波大学空手道部総監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。