感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜(いざよい)
10
「The Quiz」が割りと面白かったのでこちらも読んでみたが、現実味がなくてイマイチ。包帯さんの正体は意外な人物でしたが、未来からの電話が使えるのならあんな回りくどい方法が本当に必要だったのだろうか。うーんと唸ってしまうストーリーでした。2015/02/28
ここ
4
クリスティの某名作を彷彿とさせ、メタ読みさせない、もう一つ捻りを加えた良作。実際に存在する場所を舞台にして、そういう歴史がありそうな背景を膨らませたりして、お話の全体的仕組みもなかなか面白かったけど、犯人側の行動が理屈では一応通るがあまりにもリスク度外視の賭けといった感で迂闊すぎるのと、本格ミステリーを謳っておいて、メインとなるSF的トリックに対して当然出てくる疑問に説明がつけられていないのが残念。真相も意外性があってなかなかよかったのに。2022/10/29
朱朱
4
ドキュメント番組の撮影チームが軍艦島っぽい孤島に行ったら人が順番に死ぬ。1巻でまとまりは良いけど面白くはないなぁ。後味は悪い。2019/01/18
Teruhisa Takii
3
「そして誰もいなくなった」のようなストーリ。純粋に楽しめた。 2016/06/08
なけなしの不安要素
0
主人公がヒロインに未来を変えるように頼んだが、ヒロインが私利私欲のため(過去に島で殺されたひとを救うのではなく、女優としての自分自身の成功を選んだ。)に行動し、未来は変わらなかった話だった。エアフォース佐倉(中身は5年後のヒロイン)のキャラクターデザイン(目と鼻と口以外を包帯でぐるぐる巻きにし、両手には白い手袋をはめてスーツを着る)は『犬神家の一族』のスケキヨを連想し、スケキヨに近いおぞましさを演出できていた。2022/02/03