内容説明
気がついたときには、自分の通う庵谷高校に閉じ込められていた裏野新太。出口を求めて校舎をさまよっていると、死神のような不気味な存在に遭遇する。裏野は死神の襲撃をかわしつつ、同じく学校に閉じ込められた生徒たちと出会い、手を組んだ。だが、彼らは自らを庵谷高校の生徒だと言うが、裏野は誰一人として面識がない。やがて、裏野たちの奮闘を嘲笑うかのように、死神は容赦なく生徒を殺していく…鬼才・椙本孝思が贈る青春ホラーミステリー!
著者等紹介
椙本孝思[スギモトタカシ] 
1977年、奈良県生まれ。大阪国際大学経営情報学部卒。2002年「やがて世界は詩に至る」で出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ジンベエ親分
36
          
            ある時突然校舎内で目覚めた高校生たちが死神に追われ、1人また1人と殺されていくお話。まあ、ラノベだし時間つぶしくらいにはなるか、と読んでみた。でもどうしてなかなか、プロットというかアイデアは良いじゃないか。ラストはなるほどそう来たか、という感じで面白かった。でも、だとすると、各キャラの"殺され方"や死神との戦闘場面の描写は、ちょっと納得いかんなぁ…という箇所がいくつか。それに序盤の伏線も回収し切れてないよねぇ。それにやはり、各キャラの書き込みが不足しているので、バタバタ死んでいっても悲痛さがあまり…。2019/12/08
          
        ❁Lei❁
18
          
            再々々読。毎年読んでいて、今回で4読目。今年はちょうど年齢が主人公と同じなのが少し感慨深いです。何度読んでもその無慈悲な結末に悲しくなってしまいます。今年も楽しく読ませたいただきました。2018/03/12
          
        ❁Lei❁
8
          
            再々読。単発ホラーなのになぜまた読んでしまうのかというと、やっぱり登場人物にまた会いたくなってしまうから。新鮮さが皆無なのは百も承知。それでもまた会いたくなるんです。今回は初心に戻って(?)楽しもう!と思いながら読んだので割と感情移入ができて、結末を知っていても最後には泣きそうになりました。ヤンキーなのに根は熱くて優しい男、黒須和己(学ランリーゼント)がとても好きです。2017/02/05
          
        ako
7
          
            目覚めたら庵谷高校にいた。知らない高校生達とともに学校に閉じ込められている。赤マントに殺されて次々と死んでゆく高校生達。赤マントの正体は? こういう話だと知ってたら手を出さなかったわ…2017/09/08
          
        ササキマコト
6
          
            1ページ読んで違和感が……あれ?なんだ、これ。中身は『ミナゴロシ』じゃないですか。文庫化する際に改題したのでしょうが、どこかに書いておけよ~(´-д-`)いくら追いかけている作家さんでも、あらすじ位は読んでから買えってことですね。しょんぼり。2017/01/25
          
        

              
              
              

