内容説明
グラデーションブルーの海の近く、白波小学校六年二組に転入したばかりの遼哉。問題児ばかりという六年二組に内心ビビっていたが、隣の席の美少女・晴香の助けもあって、少しずつクラスに溶けこみはじめていた。ところが砂浜で奇妙なメッセージボトルを拾い、寂れたドライブインに住む怪しい爺さん“ジョーカー”に話しかけられた日を境に、遼哉のまわりで不思議なことが起こりはじめる…ひと夏の運命を描いた感動ファンタジー、前編!
著者等紹介
川口雅幸[カワグチマサユキ]
1971年、岩手県生まれ。2004年、サイト上にて『虹色ほたる―永遠の夏休み』連載開始。大きな反響を呼び、2007年に同作でアルファポリスから出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おかむー
65
タイトルの割に少なくともこの上巻ではUFOに関しては噂のみ。不思議要素はあるけれどどちらかといえばファンタジーっぽい感触。『もうすこしです』。海のそばの学校に転校してから三か月の小学六年生・遼哉は、海岸で拾った“ガレキ”から気になるクラスメイト晴香との恋のキューピッドになってやると話しかけられる。上巻をまるまる使って風呂敷を広げ終わったところといった感触なので物語を評価するのは下巻まで読み切ってからですな。ただ「大人が描く背伸びしている小学六年生ノリ」の違和感が終始気になるところではある。2016/07/18
玉響
25
夢と現実が絡み合うファンタジー。打ち寄せる波、ジリジリと太陽が照りつける砂浜、透き通る程真っ青な綺麗な海の情景が目に浮かぶ。好きな子と砂浜を歩くだけでいつもと違うワクワク、ドキドキが味わえるんだ。好きって特別。シーグラス、私も小さい頃集めてたなぁ。クラスでは海堂先生によりバラバラだったクラスを見事に纏め上げ、合唱コンクールに臨む決意を新たに下巻へ続く。いつもと違う、キラキラ輝く特別な夏が始まりそうな予感。2015/03/28
りょうこ
21
まだ上巻なのでどうなって行くのか?検討もつかない感じですが...読みやすいので一気に下巻へ行きたいと思います!下巻で色々な謎が解けるといいな!2017/05/08
いーたん
21
児童向け現代ファンタジー小説といったところ。タイトルと帯に惹かれて購入。しばらく積読本になっていました。下巻を読んでみないことにはなんとも言えないかな。気になる点は、晴香ちゃんについて。遼哉の夢について。他にも気になる部分はあるけど、晴香と遼哉についてが特に気になります。 さて、上巻のラストはまとまりに欠けるクラスが音楽教師を見返す為に合唱コンクールに挑むところで終わり。自分の気になる点と合唱コンクールは関わってくるのか、この先どんな風に進むのか、下巻で確認します。2014/11/18
葵@晴読雨読
19
日常と非日常がまざりあうファンタジー。2015/07/11