内容説明
蛟堂―江戸時代より続く漢方薬局兼雑貨屋。その陰には、大金と引き換えに依頼人の恨みを晴らす、「報復屋」としての姿があった。蛟堂のあり方を巡って対立する辰史と丑雄は、決着をつけるために思念世界へと入る。もはや互いの心に親族としての情はなく、あるのは、憎しみのみ。天才陰陽師と異能者に待ち受ける運命は―最終話「黒塚」累計38万部突破!報復にかかわる妖しく愛しい人間模様を描いた大人気陰陽師シリーズ文庫版、堂々の完結!
著者等紹介
鈴木麻純[スズキマスミ]
1985年、静岡県生まれ。2007年にwebサイト「Nosferatu」を開設。創作小説を書き始める。『蛟堂報復録』でアルファポリスミステリー小説大賞を受賞し、書籍刊行へと至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
40
家族であるから揉めたくない・いつまでも尊敬して欲しいとか・・跡取りだから傲慢でいいとか、色々思う事はあるけれど人として生きて行くなら泣き言も愚痴もあらねばバケモノでしょ。それとも凄いストィックか・・いやいや無関心が一番タチが悪いのでしょう。円満解決で完了。?比奈の実家高天へ比奈を娶りに行かねばあかんでしょ。白も黒も狐には変わらんて。やっぱり本は一気読みがスカッとします(#^^#)。続きを待っていると、待っている本の事も主人公の事も忘れてしまいますからねぇ。そのうちどっかに行っちゃって再購入となる(^^; 2019/07/02
mame_maki
6
★★★・・・とうとう決着が。誰もが人だった。天使だ辰季。2017/07/19
ううち
5
第9弾。完結。ラストは…従業員になっちゃったのがなんかちょっと解せない。 瑠璃也の立ち位置が謎でしたが、別の作品でわかるかな…?2023/06/13
ばんび
4
完結。2023/04/08
ぽてぽて
3
【図書館本】ついに最終巻です。10年、お互いに感情を蓄積させるには十分な期間。弟を辰の字のために殺されたと信じて疑わない丑雄と、辰を継承し、尊を盲信する辰史。お互いが思念世界の住人になることで初めて知る本当の真実もあるもので‥十間のバックボーンやちょこちょこ出てくる、脇役達は名前の割に把握する前に完結し、もう少し濃い設定なんだから活用してほしかった反面。あまりにも多いと纏まりがなくなるので納得せざるを得ない。けど最後まで十間と太郎ちゃん達の年齢がしっくりこなかったー。2014/12/23
-
- 洋書
- Stolen Lies
-
- 和書
- 駅弁 カラーブックス