内容説明
終の住処と言われる特別養護老人ホーム(特養)。福祉施設であるにも関わらず、入所者の重度化に伴い増えている医療行為。入所者の生活が優先か?医療が優先か?その間で揺れる看護師(ナース)の思いを分析。その中で見つける看護師のやりがいとは…。医療と福祉の連携、特養看護のあり方を示唆する貴重な研究報告書。
目次
第1章 研究方法(研究協力者;研究期間;研究方法及び内容;研究協力者へのアクセス方法;研究協力者への説明内容;倫理的配慮;分析方法)
第2章 結果(研究協力者の概要;研究協力者が所属する施設の概要;インタビューの実施結果;研究結果)
第3章 考察(看護師が就職前に描いていた理想と現実の看護の違いから見える課題について;特養で働く看護師が施設看護のあり方を見つけ出す過程について;特養で働く看護師が施設看護のあり方を見つけ出す過程の全体像について;特養看護師の入職者向け研修プログラムの提言について)
著者等紹介
戸塚恵子[トツカケイコ]
和泉短期大学児童福祉学科准教授。1968年東京生まれ。1989年東京都府中療育センター(重症心身障害児施設)に看護師として勤務。1995年世田谷区入庁。玉川保健福祉センター、北沢保健福祉センター、世田谷保健所勤務。保健師として母子保健、精神保健、高齢者・障害者福祉、健康企画部門などを担当。2010年国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科保健医療学専攻修了。医療福祉学博士。2012年4月から現職。資格・免許等:看護師、保健師、保育士、社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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