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内容説明
銀座事件の賠償をめぐり、日本政府と『特地』を統治する帝国との交渉は、なかなか進展を見せずにいた。この状況を打開するため、皇女ピニャは日本側と協力し、帝国貴族と伊丹耀司ら日本関係者の交流の場として園遊会を開催する。一方、帝都から遠く離れたアルヌスでは、炎龍に父親を殺されたエルフの娘テュカが、深い心の傷を抱えて苦しんでいた―超人気の自衛隊×異世界ファンタジー、文庫化第二弾・前編。
著者等紹介
柳内たくみ[ヤナイタクミ]
自衛官を経験した後、2006年に自営業を開業。本業に従事する傍ら、インターネット上で精力的に執筆活動を展開し、2010年4月、「ゲート自衛隊彼の地にて、斯く戦えり1.接触編」で出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
39
シリーズ第三巻。ファンタジーの王道と言えばドラゴンスレイヤーだが、今回はタイトルとは裏腹にほとんどそれとは関係なく話は進む。読みながら三巻目にしてようやくこのシリーズが自衛隊による戦闘ではなく、異文化交流を肝としたものである事にやっとこさ気付く。そう見ると異世界での日本の文物の広がりとか、文化侵略じみたものとか、戦闘とは違うベクトルでの爽快感はかなりあるよう感じられた。やっぱこの辺の交流が作者が一番書きたかった事なのかなあ。それにしてもこれ読んでると、何故だかシヴィライゼーションやりたくなって困る。2015/03/19
異世界西郷さん
36
思ったのですが、実際問題として日本に有事が起こった際に、自衛隊は作中に出てくる栗林や富田みたいに敵に対して銃の引き金を弾くことが出来るのでしょうか。そこがこの作品の一番のファンタジーに感じるのは私だけでしょうか。さて、今回は炎龍編ということでドラゴン退治がメインになるのでしょうが、ドラゴンは一切出てこず帝国側と日本政府の政治的駆け引きが主になっていました。相変わらず読ませますね。日本側が有利ではありますが、帝国側も老獪に立ち回り今後の展開が気になります。それにしても、拉致被害者が救出されて良かったです。2015/08/01
Yobata
34
皇女ピニャと外務省の特地特派員の菅原との間で帝国と日本との和平交渉が裏で着々と進む中で、特地で大地震が襲い,皇子ゾルザルの下に日本人拉致被害者が存在しているのが露見し…。炎龍編…だけど上巻は和平根回しが主。炎龍退治を依頼しに南からダークエルフのヤオが出てくるも国境外なので無理と断られ絶望の淵に立たされたけど…で炎龍との戦いは下巻で。ロゥリィ達特地ヒロインズもほぼ出番なし。テュカに限ってはマジで出てないしwロゥリィのヤオへの嫌がらせは笑った。そして外交問題としてピニャが頑張ってたけど、愚兄ゾルザルの登場で→2015/08/14
へいほー
29
異世界通して今を描きたいんだろうな。2015/09/30
Susumu Miki(Dik-dik)
28
これも文庫版は上・下巻に分かれており、新キャラであるダークエルフのヤオが上巻で顔見せ。「炎竜編」ですが上巻は炎竜の話はほとんどなく特地側の、特に帝国の政治の話が中心となる本巻。彼我の国力差を思い知るピニャ殿下の講和への奔走と、反対勢力の妨害がメインストーリー。2015/07/14
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