内容説明
「ニーチェの言葉」の、その先が欲しい…。それは再生医学の次にやって来る“究極の先端科学クライオニクス”。あらゆる生物はDNAのマリオネット(操り人形)にすぎないが、人間の生き方はDe・DNA(脱・DNA)に基づいている。
目次
序章 宗教の権威が総じて失墜していくなか、私たちが感じる不安の根源である死の問題に対して、現代の科学技術は何ができるのか
1 DNAの死生観(物質進化から生物進化へ;使い捨ての生殖機械;種として生きる)
2 De・DNAの死生観(ユニークな存在価値;魂(記憶)の永続性
個として生きる)
3 クライオニクス論(私たちの魂を保存する現代の科学技術)
あとがき 死に関する真剣な議論を避けたり、結論を何も描き出すことのできない現代思想はふざけているとしか思えない
著者等紹介
清永怜信[キヨナガサトノブ]
生物学領域の博士号を有する現役の大学教員。これまでに、専門領域の著訳書、学術論文などを数多く発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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