内容説明
本書は、2010年3月から2012年3月まで、長野市民新聞に連載された同名の連載記事を元にして、再編集したものです。2004年に出版した「長野の大地見どころ100選」の続編にあたります。前著では、長野近辺の主だった山や川など、各場所ごとの地質解説を中心にしました。これに対して、本書では、東北信地域にみられるさまざまな地学現象を理解するうえで欠かせない基礎知識に関して、やさしい解説を行いました。
目次
1 地震と災害
2 地盤
3 地形と地質構造
4 岩石
5 鉱物と地下資源
6 石材
7 化石
8 伝説と地学
9 長野の大地の生い立ち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
4
K新刊棚。オールカラーがうれしい。中山間地域ではゲリラ豪雨や対ううでの地盤の脆弱性(土石流、土砂崩れ、がけ崩れ)は宿命。67頁の犀川の風景にあるような景色は国道19号ではアップダウンやカーブの連続だが、飽きさせないのが気に入っている。本書は中学生の理科資料集の扱い方も可能である。今、中学生の公立高校向け受験対策では、理科の負担感が増している。2割増しもさることながら、宿題の量も理科は他の科目よりも多目に設定されている学校が多いようだ。また、数学を含めて、教え方にも問題があると経験上、指摘できると思える。2013/12/30
-
- 和書
- サンネンイチゴ 角川文庫