内容説明
辺境にある貧乏な小国、リリニア。ルナリスは一国のお姫様だというのに日々、薪割りや料理、洗濯に追われるばかり。おまけに騎士のソルには散々ダメ出しをされて―何かが違う…これはお姫様の暮らしじゃない。ルナリスが憧れるのはあるとき魔法を使って覗き見た大きな国の綺麗な王子様。貧乏暮らしに嫌気がさしたルナリスは王子様のお妃様になるべくお城を飛び出した。さて、どんな出会いが待っている!?負けず嫌いなお姫様の婚活コメディファンタジー。
著者等紹介
羽鳥紘[ハドリコウ]
福井県出身。2005年よりWEBで小説を公開。「君がいる世界で。―聖少女と黒の英雄」で出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
25
このお話に出てくるお姫様は逞しい姫君だと思う。その逞しさは嫌な意味ではない。父王を初め、ご近所付き合いをしている?国民達に愛され見守られてきた自分の環境に、気づく事ができ、彼女自身も成長していくのは見ていて楽しかった。2013/03/15
ぐっち
13
何にも考えずに読めるラブコメを期待して手に取ったので、期待を裏切らない話でした。ソルカッコいいし、ルナもいい子だし、クラウス王子も表紙にすら出してもらえなかった割には、けっこう良かったし。でもこういう話の読みどころは、ハイスペックすぎる騎士・ソルの実は○○○で○○○○!?の秘密だと思うんスけど、どうスか?そこら辺、もうちょっと前面に押し出してくれるともっときゅんきゅんできるのに~。これは続編あり、なんでしょうか?おまけの短編の家族の話はあったかい気持ちになりました。2014/01/25
フキノトウ
8
ソルがなんか良いです^^2013/11/02
でんか
6
うーん、な一冊。続きがあるとかかな、という雰囲気。とりあえず文章は普通に読みやすい。ストーリーもそれなりにある。んだが、お約束的展開(恋愛要素とか、出生の秘密とか)がないので、さらーっと終わってしまった感じ。普通の児童書欄に並んでる本ならこれでいいんでしょうが、レジーナなので、読み手的には何かないと読んでてさみしいです。続刊があって、そこでなにかあるとかなのかなあ?2017/10/03
TAMA
6
面白そうだと思って読んできがついた。登録忘れの本だった。 人生からかけ離れた<可愛いお姫様のキラキライラストいちゃこら小説>が大好きなのだけど、あまりにも現実感のない生活や制限のない魔法で解決、交錯する感情のない本って読む気にならない。それと自分の知らない世界のことがわかるって嬉しい。よく似ているのかもしれないなって。方向性はさておき2015/06/17