内容説明
始業式の朝、平田加奈子は自分が何度も「高校二年生」を繰り返していることに気付いた。そして、過去の自分の日記を見て全ての記憶を思い出す。このループがイケメン達を虜にする逆ハーレム女―姫川愛華の仕業だということに。今まで傍観者に徹していた加奈子だったけれど、憧れの先輩・四宮樹里のためにもループを終わらせ、穏やかな学園生活を取り戻そうと決意！姫川をこっそり観察しつつループの謎を追うけれど、チャラい生徒会会計や紳士な監査、俺様生徒会長を筆頭に、学園中のイケメン達に目を付けられて―！？アルファポリス「第５回恋愛小説大賞」読者賞受賞！ネットで大絶賛の新感覚乙女ゲーム風学園ファンタジー。
著者等紹介
田中莎月［タナカサツキ］
兵庫県出身。アルファポリス「第五回恋愛小説大賞」読者賞を受賞し、『ジュディハピ！』にて出版デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉月たまの
13
２巻も絶対読む！ 即読む！ まあ、明日になるとは思うけど。それくらい面白かったし、続き気になる！ 乙女ゲー小説、基本わたし、好きなのかも♪。今のところ、あんまり外れはないかなあ。愛華と女神以外のキャラはみんな好きかなあ。加奈子も、樹里先輩も、男の子もみんな好き！ 女神はまだ何考えてるか分からないから、保留。愛華は確信犯でしょ、作者、これは嫌ってください、といって出してるキャラだよ＞＜。ここからどう展開していくのか、２巻以降楽しみ！2013/10/07
いかこ
12
これは正直、メチャクチャ面白かった！！！！早く続き読みたい！！！！続きモノかよ、とか思ったケドこれはもっと読みたい系だから全然ヨシ！！！あらすじから、よくある乙ゲー的ハーレム展開かなーと思ってたケド…予想外過ぎて引き込まれました。まさかの一気読み。壮絶な諸々を悔しさと涙と共に乗り越えてからのワクワク感、マジぱねぇッス！！！！既に色々なフラグが立ってるケド、あとがき見た感じからも次巻はもっと面白くなりそうですねー。早く続き出てくれるといいなー♪2012/12/02
すがやん
11
乙女ゲーの世界に転生して、イケメン達を攻略する美少女を傍観する主人公…という設定はよくある。 しかし、ある日１年がループしているのに気付き、大好きな先輩を救う為にどうにかしようとする奔走するという設定にしたのは面白いと思う。 裏で操る存在というのもよく練られた構成だと思うし。 二巻からも、このまま同じことに繰り返しにならないで、テンポよく進めば、面白い小説になると思うが。 2013/01/11
はちくま
10
正確に言えば、乙女ゲー転生系ではないんだけど、世界観はほぼ一緒。最初は（小説の）ヒロインと（乙女ゲーム的な意味での）ヒロイン（姫川愛華）の二人とも強烈な性格過ぎて、「これはちょっと・・・」と危惧していたのだけど、読み進めるうちに快感になってきた。（前ループでの）男性陣の気持ち悪さも〇。2015/01/01
銀華
9
姫、巫女、逆ハーレム等が最近私の中でパターン化してしまったので、恋愛ジャンルはもう駄目かなと。密かに脇役が主人公で逆ハーレムの話が読みたいと思っていた矢先に、望んでいた物語に出会えました。今回はプロローグ、主人公の悲しみ悔しさ、そして決意の物語でした。一言で言えば面白かったです。主人公が男性キャラに対する不信感や嫌悪感を抱いたり乙女ゲーの世界でのループ等の見慣れない設定や主人公の性格やお互いの勘違い等が一々面白く、心理描写が細かい方で(感情移入する部分が多かった)、続きが読みたくなるものでした。2012/12/14
-
- 和書
- 赤い都市の岸の淵の茎
