内容説明
北方での戦いを終えた摂政レクティファールは、皇都へ凱旋を果たした。人々はこの若き英雄の帰還を熱烈に歓迎し、皇国が新たな歴史を刻み始めたことを実感する。しかしその陰では、地方神官たちによる中央神殿への叛乱計画が進んでいた―。
著者等紹介
白沢戌亥[シラサワイヌイ]
1986年生まれ。信州で生まれ育った会社員。2009年より本業の傍ら執筆活動を始め、インターネット上で作品を発表する。2011年、インターネットで発表していた「白の皇国物語」が書籍化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
28
今回は、戦いの後処理となる褒章と裁定を下すことで政での表舞台に立ったレクト。相変わらず愛すことには貪欲な程なのに、愛される事には恐ろしく鈍い男っぷりであった。良くも悪くも自身の周囲の人材に恵まれている?きがする。妃候補の女性陣も精神的に成熟しつつあり、レクトを巡る関係も落ち着くところに落ち着き出した感がある。今回のレクトは立場上厳しさや賭けに転じたり討伐での立ち回りなどの格好いい面と、相変わらず女性陣に言い様に翻弄されている部分のギャップにレクトはこうでないと!という妙な感覚の中、楽しんで読みました。2013/05/23
ローリー
7
図書館で借りました。今回は戦争で荒廃した国内を癒やすための内政ターンと思って、どんなことをまず行うのかと楽しみにしていましたが、今回は先の戦いでの論功行賞と反乱の芽とそれに荷担する総大主教の元カレ、そっちがどうも主眼で、途中でちょっと賞罰に関する面白い見解があったものの、あんまり内政問題には触れませんで残念でした。しかし、この先ハーレム要員があと二人増えるみたいですし、最初っから出ているメリエラが落ち込むのも無理はないかと思われます。あとはだんだんおかしくなってく第一后候補のお話でした。2016/09/20
びゃく
3
図書館。皇都へ凱旋&神殿のごたごた編。気になっていた皇王府の総裁がとてもとても好み。初代のエピソードが気になる。あとメリエルがめためたに弱ってて可愛かった。しかし嫁(候補)が巻を重ねるのにつれて順調に増えて増えまくっている…ここまで来るといっそ感心するけど、増やすほど苦労するぞきっと。2013/08/30
Tomokazu Kumada
3
相変わらず女性陣に頭が上がらない主人公レクトの物語も6巻となりました。物語が終わるまでにレクトの嫁は何人になるでしょうか(笑)?最後の方でもう1人候補になりそうな方がいましたが、次巻でどうなるか?物語の中身は読んでお確かめ下さいませw。2012/10/29
藤香
2
今回は結構平和な感じの話になっていました。 次巻に問題なところを持ち越したりせずに終わりました。 最後の方に黒龍公の娘が出てきました。2012/12/17